PassionWave

主に釣りに関したことを書いたブログ

ラインシステム

 マハタを釣る場合、特にこだわりはなくPE5号にFGノットでフロロカーボン20号のリーダーを結束している。この場合、リーダーの先にスナップスイベルを付けて、あらかじめ作っておいたスイベル-幹糸-三方サルカン-捨て糸の仕掛けを付けるのだが、これには2つのデメリットがある。

まず1つ目、PEとリーダーの結束部分がガイドに引っ掛かかること。フロロカーボン20号だとライターでコブを作るとどうしてもガイドに引っ掛かってしまうのだ。勢いよく巻けばうまく通り抜けるのだが、これを繰り返すのはロッドに負荷がかかってしまう。

そして2つ目、大物を釣り上げた時にメチャクチャ竿を立てないと水面まで上がらないので取り込み時に苦労する。幹糸が1mでハリスが1.2m、トータル2.2mの長さを265cmの竿で取り込むだけなのだが、大物がかかっていると竿も曲がるので苦労するのだ。マハタの場合はもうかなり弱ってるのでそこまでは苦労しないが、青物の場合はそうはいかない。現に8kgのメジマグロや5kgのヒラマサの時は最後の最後が最も大変だった。

リーダーを三方サルカンに直結するのはアリなのだが、1つ目のデメリットが解消されない。竿を置いて取り込むのもアリなのだが、やはりバラしてしまうリスクが出てしまう。

これら2つのデメリットを解消するラインシステムを最近知った。それがクランキングリーダー、あるいはワインドオンリーダーと呼ばれるものだ。

これは、PEにビミニツイストなどでループを作っておき、そこにザイロンなどで作ったループ付きのリーダーをループトゥーループで結束する方法だ。ザイロンなどでループを作り、ザイロンの中にフロロカーボンやナイロン糸を通した摩擦を利用したリーダーなのだ。これだと結び目は大きくならずガイドに引っ掛かかることなくスプールに巻き込むことが出来るし、このリーダーの先を三方サルカンに直結することで取り込みも楽になるのだ。

https://youtu.be/KRpwNgJPmyQ

この方法は、主にトローリングなどの超大物釣りのラインシステムとして使われているようだが、その便利さゆえに大物釣りにも取り入れられているようだ。

実際に9/19の釣行で試してみた。ガイドに引っ掛かることもなく、大物ではなかったが三方サルカンまで巻き上げられるので取り込みにも苦労しなかった。

次回、9/28の神津島釣行にも取り入れている。同じような問題を抱えている人は試してみてはどうだろうか。